日々のルーティンワークを目の当たりにすると、非常に重要でも緊急ではない中長期ビジョン達成行動は後回しになりがちです。このような状況が続くと、全員が懸命に働いているのにビジョンや目標は未達に終わってしまい、ビジョンや目標は単なるお題目と堕し、社内には疲労感や諦観が広がり、モチベーションも停滞するという状況に陥るリスクを拭い切れません。
ビジョンや目標達成行動を着実に推進するには、「ビジョンと戦略の明示」、それを組織の隅々まで的確に浸透・認識させる「リーダーシップ」、期待役割を遂行しうる「優秀人材」、の3つが必要です。役員・社員の価値観がバラバラだったり、言動が望ましい方向から乖離している場合は、これらに課題が潜んでいる可能性が高いと考えます。
本コンサルティングでは、「リーダーシップ」にフォーカスを当て、「恐慌期のビジネスリーダーに求められるリーダーシップとは何か」「それをどう発揮すべきか」を検討し、望ましいリーダーシップへと改革します。
ミッション・ビジョンは組織共有できてはじめて求心力を発揮します。現在は未曾有の恐慌に直面しているため、以前設定したビジョンが色褪せてしまっている恐れもあり、実質的にお題目となっているなら、ビジョン再設定が必要かもしれません。このピンチをチャンスへと転換するために、本コンサルティングは有効です。今一度自社のミッションにフォーカスしたビジョニングワークショップをはじめ、経営トップが率先して全役員・社員にビジョンの理解を働きかけられるワークショップやイベント等を実施し、組織共有するバリュー(価値観)、ビジョンの浸透を促進します。恐慌に打ち勝つ戦略を遂行するには、厳しく強力なリーダーシップが必要になりますので、事前の意識合わせとしての実施を推奨します。
■ ビジョン・戦略組織浸透度診断
■ バリュー再創造、ビジョニングワークショップの企画・実施
■ 戦略革新、戦略策定ワークショップの企画・実施
■ 戦術・計画策定ワークショップの企画・実施
■ コミュニケーション戦略策定 等
優秀なリーダーの資質や言動を整理することにより、次世代リーダーの選抜基準、選抜方法、育成方法を策定します。また、彼らを更に鍛え上げるための評価の仕組み、自己学習を促進するコーチングも組み込み、先達が培ってきたリーダーシップを次世代に引き継ぐための枠組みを明確化します。現在の恐慌を勝ち残り、ポスト大恐慌時の競争優位性を確立するためのリーダーシップはどうあるべきか、将来にわたって通用する望ましいリーダーシップを構築します。
■ 次世代リーダーのコンピテンシー・モデル設計
■ リーダー候補者育成プログラムの企画・実施
■ リーダー候補者洗替制度設計
■ 多面評価策定、導入支援
■ 実践型リーダーシップ能力開発プログラム策定
■ エグゼクティブ・コーチング 等
経営者として具備すべき資質の第一は高業績創出力ですが、恐慌に立ち向かう勇気、精神力の強さ等、いわゆる「タフさ」も求められます。難局に直面しても、怯むことなく業績向上に邁進するためには、計画的に用意された「修羅場」で業績を向上させられるかを問う「タフ・アサインメント」が実践的です。このプログラムは人的資本選抜を活用して実施します。フォローアップのためにはエグゼクティブ・コーチングを、自己研鑽したいと願う方にはエグゼクティブ・レディネス・コーチングを提供します。経営知識は戦略プロフェッショナルコースを活用して習得できますので、そちらも並行実施します。
■ 戦略的経営人材育成計画の策定
■ プロフェッショナル経営者の人材定義
■ 選抜育成体系の設計
■ タフ・アサインメント・プログラムの設計
■ 出向・転籍制度の活用
■ エグゼクティブ・コーチングの実施
■ エグゼクティブ・レディネス・コーチングの推奨 等